CRI・ミドルウェアはAndroid アプリ開発の大きな課題である音ズレを解決する新機能を開発

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■どんな端末にインストールされても、アプリが音ズレを自動補正

 CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は本日(7日)、Android アプリ開発の大きな課題である音ズレ(音声再生遅延)を解決する新機能を開発したことを発表した。

 スマートフォンゲーム開発向けCRIWARE(R)(以下CRIWARE)に、「Android 音声再生遅延推測機能」を搭載することで、これまでの大きな課題であった音ズレを解消し、音楽とゲーム描画のズレを自動補正するスマートフォンゲームの開発が可能となる。

 通常、この音と映像のズレを解消するためには、遅延時間をアプリ内にデータとして持ち、プログラムで音と映像を一致させる必要がある。Apple社1社が開発するiOS端末と違い、Android端末は各社から多種多様な機種が開発され、遅延時間も機種によって異なるため、機種ごとにその遅延対応を行わなければならず、スマートフォンゲーム開発工数増大の一因になっている。

 「Android音声再生遅延推測機能」は、各Android端末で生じる音声再生の遅延時間をアプリ実行時に推測・算出し、音楽とゲーム描画のズレの補正を実現する機能である。本機能は、CRIWAREの統合型サウンドミドルウェア「CRI ADX2(以下、ADX2)」で使用できる。

 ADX2をアプリに組み込むと、アプリ起動時にADX2がその端末の音声再生の遅延時間をリアルタイムに推測・算出する。アプリではその数値に従って描画タイミングを補正する処理を行う。これによって、アプリ内で遅延推測値の算出から補正まで行えるため、あらかじめ機種ごとの遅延時間を計測しておく必要はない。どんな端末にインストールされても、アプリが音ズレを自動補正する。

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