トヨタシステムズと富士通、量子インスパイアード技術でECU設計を自動化

■車載ECU設計を20倍高速化、AI活用で設計プロセス改革

 トヨタ自動車<7203>(東証プライム)傘下のトヨタシステムズは1月14日、富士通<6702>(東証プライム)とともに、量子インスパイアード技術とAIを活用し、車載コンピュータ(ECU)の設計・開発プロセスを効率化する取り組みを進め、自動車業界で初めてコネクタピン配置設計の自動化を実現したと発表した。トヨタ自動車と連携し、持続可能な開発体制の構築を目指す。

 ECUに接続するコネクタピンの配置設計は、100ピンの場合、理論上9.3×10の157乗通りに及ぶ膨大な組み合わせが存在し、設計時間の長期化や属人化が課題であった。両社は、トヨタ自動車の設計基準や知見、トヨタシステムズのCAE解析の業務・インフラ知見、富士通の量子インスパイアード技術「デジタルアニーラ」とAIを組み合わせ、最適配置を高速に算出する仕組みを構築した。

 熟練技術者の評価ノウハウをAIモデルに学習させ、数式化した上で計算処理を行うことで、従来手法比20倍以上の高速化を達成した。2025年5月からは量産ECUを対象に実業務への適用を開始しており、今後は適用範囲の拡大を通じて、開発スピードと品質向上、コスト低減を図る。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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