ウェザーニューズは「第三回花粉飛散傾向」(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)を発表

■飛散量は北日本や北陸で2021年春より多く、西日本では少ない予想

 ウェザーニューズ<4825>(東1)は1月19日、2022年の花粉シーズンを間近に控え、「第三回花粉飛散傾向」(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)を発表した。

 2月上旬に関東や東海の一部、九州を中心とした西日本からスギ花粉の飛散が始まり、2月中旬には中国や近畿、東海の広範囲、また東北南部でも飛び始める予想。飛散ピークは西日本・東日本の広範囲でスギ花粉が2月下旬~3月下旬、ヒノキ花粉が3月下旬~4月中旬の予想。

 飛散量は平年(過去10年平均)並となるエリアが多い予想。2021年春と比べると、北日本や北陸で多く関東や東海では同程度、西日本では少ない予想。特に、2021年よりも飛散量が多くなるエリアでは花粉症の症状が重くなるおそれがあり、対策をシッカリと。

■ポイント

1.スギ花粉は2月上旬から飛散開始
2.飛散ピークはスギ花粉が2月下旬~3月下旬、ヒノキ花粉が3月下旬~4月中旬
3.飛散量は北日本や北陸では2021年より多く、西日本では少ない予想

◆2022年「第三回花粉飛散傾向」

■スギ花粉は2月上旬に飛散開始、2月下旬から広範囲でピークに

 2月上旬に関東や東海の一部、九州を中心とした西日本からスギ花粉の飛散が始まり、2月中旬には中国や近畿、東海の広範囲、また東北南部でも飛散が始まる見込み。2月下旬になると北陸、3月上旬には東北北部でも飛散が始まる予想。

 スギの雄花は冬の寒さを経験することで休眠から目覚め(休眠打破)、寒さがピークを過ぎて暖かくなると花粉を飛ばし始める。この冬の気温は、2021年12月が概ね平年並、2022年1月はこれまでのところ北海道の一部を除いて平年より低く推移している。そのため、スギの雄花の休眠打破は十分に進んでいるとみられる。

 花粉の飛散に影響する2月の気温傾向は北日本で平年並か高く、東日本は概ね平年並、西日本は平年並か低い予想になっている。最新の予想を踏まえて、西日本や東海の一部の飛散開始予想を12月発表から更新している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る