キッコーマンは後場上げ幅広げる、第3四半期の事業利益28%増など好感

キッコーマン

■昼前に四半期決算を発表し海外部門の好調など改めて実感

 キッコーマン<2801>(東1)は2月4日の後場、上げ幅を広げ、13時にかけて8810円(330円高)まで上げて1月14日以来、3週間ぶりの8800円台復帰となっている。11時30分に第3四半期決算を発表し、4~12月累計の連結業績(IFRS)が前年同期比で売上収益17.9%増加し、事業利益は同27.6%増加したことなどで注目再燃となった。

 国内の部門別売り上げ動向は、しょうゆ部門、飲料部門が前年同期比で減収となったが、つゆ・だし・たれ、調味料などの食品部門、本みりんなどの酒類部門は増収だった。一方、海外については、食料品製造・販売及び食料品卸売事業ともに好調に推移し増収だった。3月通期の連結業績予想は据え置いたが、海外部門の好調継続が改めてわかったとの見方がある。業績上振れ期待が再燃したようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る