【株式市場】日経平均は40円安だがTOPIXは小高い、資源株や不動産株など堅調

◆日経平均は2万6830円69銭(40円58銭安)、TOPIXは1890.75ポイント(3.33ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億8363万株

 6月28日(火)前場の東京株式市場は、NY株反落などを受けて値がさ半導体株が総じて重く、電子部品株や機械株は朝寄りから安い銘柄が見られた一方、自動車株は蔵して堅調に推移。原油高を受けて石油株が出直り、野村不動産HD<3231>(東証プライム)などの不動産株は大和証券の投資判断などを受けて高い。日経平均は小安く始まった後持ち直し、午前10時20分に139円02銭高(2万7010円29銭)まで上げたが、前引けにかけては再び小安くなった。TOPIXは小高い。

 KLab<3656>(東証プライム)は6月中間期が意外と良好名のではといった見方で時間とともに上げ幅拡大。チェンジ<3962>(東証プライム)はSBIホールディングス<8473>(東証プライム)による保有割合20%超過など買い材料視され急伸。トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は中古エアコン人気拡大などで高値を更新し、マンダム<4917>(東証プライム)は猛暑・汗対策用品への期待などで高値を更新。東洋電機製造<6505>(東証スタンダード)は超電導フライホイール蓄電システムに注目集まりストップ高。グローバルウェイ<3936>(東証グロース)は新経営体制への期待や個⼈スキル・経験を売買できるシェアリングエコノミーサービス「タイムチケット」拡大期待など言われてストップ高。

 2銘柄が新規上場となり、ヌーラボ<5033>(東証グロース)は取引開始から8分を過ぎた午前9時8分に955円(公開価格は1000円)で初値をつけ、その後1043円まで上げて前引けは998円。M&A総合研究所<9552>(東証グロース)は前場、買い気配のまま初値がつかず、前引けは2268円(公開価格1330円の71%高)で買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は5億8363万株、売買代金は1兆3539億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1011銘柄、値下がり銘柄数は723銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種が値上がりし、鉱業、石油石炭、不動産、水産農林、保険、電力ガス、鉄鋼、輸送用機器、卸売り、食糧品、建設、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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