東京瓦斯はガス料金の上限値上げにもかかわらず反落模様、景気後退や「節ガス」など懸念の見方

■2603円(6円安)を上値に軟調もみあい

 東京瓦斯<9531>(東証プライム)は7月22日、反落模様となり、午前10時を過ぎては2543円(54円安)前後で推移し、朝の取引開始からみても上値を2603円(6円安)に軟調もみあいとなっている。21日の15時、「一般ガス供給約款および一部の選択約款の改定に関するお知らせ」を発表し、「一般家庭向けのガス料金の上限価格を10月分から段階的に引き上げる」(読売新聞オンライン7月21日配信より)こととしたが、株式市場の評価は売り優勢となった。

 輸入するLNG(液化天然ガス)の価格急騰が先々も続く場合、再び制度上の改定を経なければ分を急騰分をすべて転嫁できる訳ではない事が改めて認識された上、「節ガス」の動きが広がる可能性が強待ってきたとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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