JFEシステムズが4日続伸、名古屋鉄道のシステム構築事例「10カ月で稼働開始」などに注目集まる

■中期計画では2年後の売上高570億円(前期比13%増)めざす

 JFEシステムズ<4832>(東証スタンダード)は7月22日、2328円(27円高)まで上げた後も堅調に推移し、4日続伸基調の出直り継続となっている。4月に策定した中期経営計画(2022-2024年度)などが期待材料視されている上、22日付のプレスリリースで、名古屋鉄道<9048>(東証プライム)の工事・購買在庫管理システム構築事例を公開し、「2つの自社開発テンプレートを適用し10カ月で稼働開始」「購買業務総取引数9割以上の電子化」などとし、注目が集まっている。

 名古屋鉄道では、JFEシステムズ開発のプロジェクト管理業務テンプレート「SIDEROS PS TEMPLATE for SAP S/4HANA(以下、SIDEROS PS TEMPLATE)」およびWeb調達・購買システムテンプレート「Enterprise Commerce設備工事テンプレート」を適用し、工事・購買在庫管理システムの刷新により、購買業務における総取引数の9割以上を電子化、調達リードタイムの軽減、業務負荷の軽減を実現。採用にあたっては、「SAP、EDIの両方のパッケージを組み合わせた提案で、ワンストップかつ短期間で構築できる」、「提案前からしっかりとコミュニケーションを図り、業務要件を深く理解している」という点を高く評価したという。

 中期計画では、財務目標として、終年度となる2024年度に、連結売上高570億円(22年3月期比較13%増)、連結経常利益66億円(同17%増)規模の成長を目指す。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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