【株式市場】日経平均は193円安、後場、トヨタと三菱重の決算発表を境に値戻し進む

◆日経平均は3万6160円66銭(193円50銭安)、TOPIXは2539.25ポイント(17.46ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加し19億1158万株

 2月6日(火)後場の東京株式市場は、東京エレク<8035>(東証プライム)が一段と強い値動きとなるなどで半導体関連株や電子部品株の一角の上げが目立った一方、ソニーG<6758>(東証プライム)などは軟調継続で、トランプ氏が中国向けに高額関税の構想とされたことなどで手控えの見方。一方、三菱重<7011>(東証プライム)とトヨタ<7203>(東証プライム)が13時半の四半期決算発表を境に急伸し、つれて、ホンダ<7267>(東証プライム)も小高くなるなど連想買いが波及した。日経平均は13時s着まで下げ幅200円台で一進一退だったが、三菱重とトヨタの上げとともに持ち直し、14時過ぎに一時59円68銭安(3万6294円48銭)まで回復し、大引けは反落だが底堅い値動きとなった。

 後場は、13時に四半期決算を発表したニッスイ<1332>(東証プライム)が急動意となって上値を追い、昨日発表の日本電気硝子<5214>(東証プライム)は一段高。マリオン<3494>(東証スタンダード)は日銀の超低利解除が先延ばしなら追い風とされて買い直されストップ高。アルメディオ<7859>(東証スタンダード)は第3四半期の大幅増益など好感され2日連続ストップ高。いであ<9768>(東証スタンダード)は今期増益転換の業績予想など好感され急伸。デリバリーコンサルティング<9240>(東証グロース)は1月締めの四半期決算に期待強く昨日はストップ高で始まった後値を消したが買い再燃し急反騰。サンバイオ<4592>(東証グロース)は一段と次第高になり3月中の新薬認可に期待再燃。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し19億1158万株(前引けは9億1405万株)、売買代金は5兆274億円(同2兆4280億円)。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は385(前引けは621)銘柄、値下がり銘柄数は1233(同981)銘柄。

 東証33業種別指数は4業種(前引けは6業種)の値上がりにとどまり、輸送用機器、水産農林、パルプ紙、証券商品先物、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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