【株式市場】日経平均は762円安、後場は主力株にも持ち直す銘柄が増えたが2万8000円を割る

◆日経平均は2万7878円96銭(762円42銭安)、TOPIXは1944.10ポイント(35.49ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億7366万株

 8月29日(月)後場の東京株式市場は、前引けにかけて小高くなった日本製鉄<5401>(東証プライム)が13時過ぎにかけて一段ジリ高となり、ソニーG<6758>(東証プライム)は朝寄り直後を下値に後場も値戻しを継続。NY株式の前週末1000ドル安を受け、今夜始まる週明け取引に期待と不安が混じる中、キヤノン<7751>(東証プライム)も14時半頃に本日の高値をつけるなど、主力株にも持ち直す銘柄が少なくなかった。日経平均は762円安で始まり、ジワジワ持ち直す場面を見せたが大引けも下げ幅760円で8月10日以来の2万8000円割れとなった。

 後場は、いすゞ自<7202>(東証プライム)が前場の高値近辺で推移し引き続き日野自の不祥事による代替需要への期待などで2018年以来の高値を3日連続更新。帝国電機製作所<6333>(東証プライム)や助川電気工業<7711>(東証スタンダード)は原発再開と次世代原発開発など好感され活況高。TAC<4319>(東証スタンダード)は資産倍増計画の一環として金融教育の拡大と伝えられ一段高。ZUU<4387>(東証グロース)は金融メディア事業に追い風と前後場とも終日大引けまで買い気配のままストップ高。
 
 東証プライム市場の出来高概算は10億7366万株(前引けは5億7491万株)、売買代金は2兆5949億円(同1兆3725億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は174(前引けは109)銘柄、値下がり銘柄数は1635(同1690)銘柄。

また、東証33業種別指数で値上がりした業種は前引けと同じ2業種(石油石炭、鉱業)にとどまった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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