日本アビオニクスが出直り強める、「サル痘」感染者に関する報道を受け連想買い

■非接触検温システムや感染症対策ソリューションに注目再燃

 日本アビオニクス<6946>(東証スタンダード)は9月22日、続伸基調で始まり、午前9時40分過ぎには5%高の2963円(146円高)まで上げて出直りを強めている。赤外線サーモグラフィカメラによる非接触検温システムや感染症対策ソリューションを開発提供し、「東京都で『サル痘』感染者を新たに1人確認、国内5例目…訪日した人と接触」(読売新聞オンライン9月21日20:21)などと伝えられ、買い材料視されている。「サル痘」の症状として、発熱、頭痛、強いだるさなどで発症し、数日後に発疹などが出て全身に広がるとされるため、連想買いが波及したようだ。

 このところの株価は、第1四半期決算の発表を受けて8月初旬に居所を大きく下げたものの、以後は横ばい小動きの相場が続いている。感染症対策ソリューションは訪日観光客の受け入れ緩和とともに空港や検疫所などでの増設が見込めるほか、防衛関連株でもあり、防衛予算の拡大にともなう需要増も期待要因のひとつになる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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