アステラス製薬は欧州で経口非ホルモン治療薬の承認申請受理が好感され出直り継続

■株式市場の地合いが悪くディフェンシブ性のある銘柄を選別買い

 アステラス製薬<4503>(東証プライム)は9月30日、続伸基調で始まり、取引開始後は1928.0円(23.0円高)まで上げ、下値圏から出直りを継続している。30日朝、経口の非ホルモン治療薬として開発中の『fezolinetant』について、欧州医薬品庁(European Medicines Agency:EMA)から販売承認申請を受理したと発表し、買い材料視されている。連結売上高への寄与は大きくないと見られるが、NYダウの大幅反落458ドル安など、株式市場の地合いが悪化しているため、ディフェンシブ性のある薬品株や食品株などを選別買いする様子がある。

 発表によると、fezolinetantは、承認された場合、閉経に伴うVMS(重度の血管運動神経症状、顔のほてり・のぼせ等)の頻度と重症度を軽減するファーストインクラスの非ホルモン治療薬となる。生活の質(Quality of Life:QOL)に大きな影響を及ぼすVMSを有する患者さんに非ホルモン療法という新たな治療選択肢を提供することを目指す。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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