【株式市場】日経平均は714円安となり2日続落、観光・旅行関連株は堅調で海運、鉄鋼も高い

東京証券取引所

◆日経平均は2万6401円25銭(714円86銭安)、TOPIXは1871.24ポイント(35.56ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は12億9646万株

 10月11日(火)後場の東京株式市場は、米国の夜間取引で金利先物が一段と上昇しているとされ、日経平均は前引けと同水準の634円安で始まった後一段と軟化し、13時頃から下げ幅700円台で推移し、大引けも小動きのまま大幅続落となった。中で、前週末に8月決算を発表したコジマ<7513>(東証プライム)が一段高となり、商船三井<9104>(東証プライム)などの海運株は後場寄り後に一段と強含む場面を見せて堅調に推移。日本製鉄<5401>(東証プライム)はダレながらも堅調。三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)などの百貨店株も上げ幅を保った。

 後場は、マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)が一段とあげて6日続伸となり、神戸市などの自治体の粗大ゴミ対策にリユースプラットフォーム「おいくら」が相次いで導入されていることなどを材料視。ギフティ<4449>(東証プライム)は「e街プラットフォーム」が奈良県橿原市の観光政策「かしはら宿泊とくとくクーポン」キャンペーンに採用との発表など好感されて活況高。ワイエスフード<3358>(東証スタンダード)は「全国旅行支援」が追い風とされて中盤からストップ高となり出直り拡大。フライトホールディングス<3753>(東証スタンダード)は紙の保険証を全廃しマイナンバーカードと一体化との報道を受け一時急伸。日本スキー場開発<6040>(東証グロース)は外国人観光客の入国制限撤廃が欧風とされ業績の一段拡大期待など言われ高値更新。

 東証プライム市場の出来高概算は12億9646万株(前引けは6億7611万株)、売買代金は3兆1594億円(同1兆6634億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は211(前引けは229)銘柄、値下がり銘柄数は1594(同1567)銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種(前引けも5業種)の値上がりにとどまり、空運、海運、陸運、電力ガス、銀行、が上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る