【株式市場】日経平均は後場228円高まで上げ米中の相互関税譲歩など好感

株式

◆日経平均は2万1759円61銭(161円85銭高)、TOPIXは1595.10ポイント(11.44ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加し15億8230万株

チャート13

 9月12日(木)後場の東京株式市場は、米中とも関税を譲歩する姿勢を見せたと伝えられ、海外で稼ぐ割合の多いブリヂストン<5108>(東1)ダイキン工業<6367>(東1)キヤノン<7751>(東1)任天堂<7974>(東1)などが一段ジリ高傾向となった。自社株買いと特別利益の大日本印刷<7912>(東1)もジリ高。日経平均は13時20分過ぎに228円16銭高(2万1825円92銭)まで上げ、大引けも堅調で8日続伸となった。

 TOPIX、JPX日経400、東証2部指数、日経JASDAQ平均は6日続伸し、東証マザーズ指数は小反落。

 後場は、信越化学工業<4063>(東1)が上げ幅を広げるなど、半導体関連株の強さも目立ち、空運株も米中貿易摩擦の緩和期待などで強い。ギグワークス(8月1日付けでスリープロから社名変更)<2375>(東2)は社名通りの働き方改革に乗る期待などから続伸し約1ヵ月ぶりに1400円台を回復。フォーライフ<3477>(東マ)ピクセルカンパニーズ<2743>(JQS)は台風による風害の復興関連とされて続伸。

 東証1部の出来高概算は増勢となり15億8230万株(前引けは7億2232万株)、売買代金は2兆7701億円(同1兆1967億円)。1部上場2151銘柄のうち、値上がり銘柄数は1247(同1233)銘柄、値下がり銘柄数は810(同802)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、その他製品、電力・ガス、機械、鉱業、電気機器、ゴム製品、化学、繊維製品、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る