【株式市場】日経平均は次第に上げて197円高、東証33業種は31業種が高い

◆日経平均は2万7353円87銭(197円73銭高)、TOPIXは1909.46ポイント(8.02ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は4億6972万株

 10月19日(水)前場の東京株式市場は、政府が10月中に取りまとめるとされる経済対策への期待があり、東証33業種別指数のうち31業種が値上がりし、日経平均もNY株の2日連続高などを受けて波状的に上げ幅を広げ、午前11時前に215円24銭高(2万7371円38銭)まで上げて2日続伸基調となった。高島屋<8233>(東証プライム)が連日高値など百貨店株が引き続き強く、原発の寿命延長や次世代原発開発などを受け東京電力HD<9501>(東証プライム)などの電力株、三菱重工<7011>(東証プライム)なども高い。

 第一生命HD<8750>(東証プライム)が次第高となり、米長期金利の4%台定着に加え黒田日銀総裁の来年4月人気到来後の金利動向への思惑などから続伸基調を強め、東京海上HD<8766>(東証プライム)も続伸基調。サーバーワークス<4434>(東証プライム)は米IT大手の千葉ニュータウン周辺でのデータセンター拠点構想など材料視され出直り拡大。三陽商会<8011>(東証プライム)は2月決算の再上振れ期待など言われ高値を更新。バンク・オブ・イノベーション<4393>(東証グロース)は新作ゲーム配信開始に期待高揚し大幅反発。

 新規上場のSBIリーシングサービス<5834>(東証グロース)は午前9時19分に3300円(公開価格2980円の11%高)で初値をつけ、その後3485円(同17%高)まで上げる場面を見せて、前引けは3360円。

 東証プライム市場の出来高概算は4億6972万株、売買代金は1兆1903億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1160銘柄、値下がり銘柄数は567銘柄。

 一方、東証33業種別指数は31業種が値上がりし、電力ガス、繊維製品、機械、保険、情報通信、ゴム製品、小売り、倉庫運輸、科学、精密機器、空運、水産農林、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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