資生堂は急反発で始まった後も次第高、コア営業利益が通期予想の9割を確保

■第3四半期、国内が成長に転じ海外は欧州・米州などで力強い成長

 資生堂<4911>(東証プライム)は11月11日、急反発で始まった後も時間とともに上げ幅を拡げ、午前10時過ぎには11%高に迫る5635円(552円高)まで上げて大幅な出直り相場となっている。10日15時過ぎに第3四半期決算を発表し、1~9月累計のコア連結営業利益が前年同期比21.9%増の362.35億円となり、8月に公表した通期予想額400億円の9割を確保したことなどが好感されている。

 第3四半期累計期間(1~9月)は、日本事業が9月の「エリクシール」のリニューアルなどにより成長に転じた。中国事業は前年を下回ったが、アジアパシフィック事業、欧州事業、米州事業は力強い成長を実現した。親会社の所有者に帰属する四半期利益は290億円となり、通期予想の255億円を上回ったが、これについては、「第4四半期において非経常項目として、構造改革に伴う費用の計上を予定していること」(決算短信)などから、通期予想は全体に据え置いた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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