【株式市場】日経平均は反落し272円安、後場はハイテク株など持ち直し銀行株は一段ジリ高

◆日経平均は2万6235円25銭(272円62銭安)、TOPIXは1897.94ポイント(10.23ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は11億6344万株

 12月23日(金)後場の東京株式市場は、前場安かったソニーG<6758>(東証プライム)が徐々に下げ幅を縮め、同じくレーザーテック<6920>(東証プライム)は下げ止まって推移し、NY株安の影響は一巡の様子。前場上げた銀行株はみずほFG<8411>(東証プライム)などが一段ジリ高。一方、保険株や電力株は売買交錯。日経平均は291円安で始まり、14時半過ぎまで2万6250円(257円安)前後で小動きを続けた。大引けはややダレて前日比反落となった。

 後場は、スノーピーク<7816>(東証プライム)が一段と上げ、社名からして豪雪関連株の見方。岡野バルブ製造<6492>(東証スタンダード)は原発の建て替え、寿命延長など好感され急伸商状を継続。助川電気工業<7711>(東証スタンダード)も高い。サイフューズ<4892>(東証グロース)は業務提携の観測報道が材料視され再三ストップ高で売買活発。

 23日新規上場となったGENOVA<9341>(東証グロース)は、午前9時の取引開始と同時に1760円(公開価格は1800円)で初値をつけ、高値は前場の1996円(公開価格の11%高)。後場は一進一退を続け終盤に値を消し大引けは1737円となった。

 同じくアイソインターナショナル<9340>(東証スタンダード)は、午前9時28分に1001円(公開価格870円の15%高)で初値をつけ、その後1007円まで上げる場面を見せて前場を終え、後場は売買交錯から値を消し気味となり大引けは790円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は11億6344万株(前引けは6億3697万株)、売買代金は2兆4922億円(同1兆3856億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は575(前引けは465)銘柄、値下がり銘柄数は1192(同1288)銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種(前引けも5業種)が値上がりし、保険、銀行、電力ガス、その他金融、石油石炭、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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