【株式市場】日経平均は142円安、米金利情勢を受け円高が再燃、好業績株を選別物色

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7543円39銭(142円08銭安)、TOPIXは1982.68ポイント(0.72ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億6361万株

 2月8日(水)前場の東京株式市場は、米FRB議長発言を受けて朝方から円高が目立ち、自動車株や電気機器、精密機器などに安い銘柄が多く、鉄鋼、重工、海運株なども重い値動きとなった。半面、みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株やエーザイ<4523>(東証プライム)などの薬品株が堅調で、2日前の好決算を受けデサント<8114>(東証プライム)は続伸、昨日の好決算を受け三菱ケミカルHD<4188>(東証プライム)は急伸。日経平均は午前9時半頃に224円94銭安(2万7458円53銭)まで下押す場面があったが、その後は回復傾向となり、前引けは100円近く持ち直した。

 スミダコーポレーション<6817>(東証プライム)が12月決算と今期予想など好感されて一段高となり、ケアサービス<2425>(東証スタンダード)は2日連続ストップ高となり6日発表の株主優待開始と四半期決算など連日好感。免疫生物研究所<4570>(東証グロース)も2日連続ストップ高となり6日発表の四半期決算など連日好感。ビープラッツ<4381>(東証グロース)も2日連続ストップ高となりソフトバンク<9434>(東証プライム)グループとの提携など好感。トリプルアイズ<5026>(東証グロース)も2日連続ストップ高となり回転寿司店での悪戯や闇バイトによる強殺事件を受けた顔認証システムの需要拡大期待など継続。

 東証プライム市場の出来高概算は5億6361万株、売買代金は1兆4721億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は907銘柄、値下がり銘柄数は808銘柄。

 東証33業種別指数は15業種が値上がりし、医薬品、鉱業、繊維製品、銀行、石油石炭、電力ガス、倉庫運輸、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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