【株式市場】日経平均は34円安、後場は下げ幅を縮め配当の権利取りも活発な様子

◆日経平均は2万7385円25銭(34円36銭安)、TOPIXは1955.32ポイント(2.00ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億1922万株

 3月24日(金)後場の東京株式市場は、高島屋<8233>(東証プライム)などの百貨店株に一段高く始まる銘柄がみられ、信越化<4063>(東証プライム)など半導体関連株にも一段と強い銘柄が散見された。前場は安かった鉄鋼株や自動車株、大手商社株などには下げ幅を縮める銘柄が見られ、終盤は電力株も高い。来週の配当権利取りに向けて高配当の商船三井<9104>(東証プライム)などもしっかり。日経平均は前引けを10円ほど上回る2円安で始まり、中盤にやや下げ幅を広げたが大引けは回復し小幅続落にとどまった。

 後場は、リズム<7769>(東証プライム)が一段と水準を上げて続伸幅を広げ、引き続き上場基準維持計画や組織変更など好感。CEホールディングス<4320>(東証プライム)は医療現場のDX化に関する政府原案の報道など受け一段高。上場3日めのSHINKO<7120>(東証スタンダード)も医療現場のDX化に加え割安感が言われ一段と上げストップ高。TDSE<7046>(東証グロース)は5月開催のAI・人工知能EXPOに出展予定で『ChatGPT』関連とされ3日連続大幅高。ペットゴー<7140>(東証グロース)は業績拡大期待などで2日ぶりに上場来の高値を更新。上場2日目のハルメクHD<7119>(東証グロース)、アイビス<9343>(東証グロース)はストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は10億1922万株(前引けは5億548万株)、売買代金は2兆5250億円(同1兆2880億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は850(前引けは714)銘柄、値下がり銘柄数は881(同1024)銘柄。

 東証33業種別指数は14業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、電力ガス、医薬品、石油石炭、パルプ紙、空運、水産農林、化学、食料品、繊維製品、電機機器、サービス、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る