【株式市場】日経平均は202円安だが配当落ちの妥当値を上回って推移

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7681円32銭(202円46銭安)、TOPIXは1978.17ポイント(17.31ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億6138万株

 3月30日(木)前場の東京株式市場は、3月期末配当の「落ち日」に当たり、基準値が配当額の分だけ下がって始まった中で、自動車株や鉄鋼、商社、海運株などが総じて基準値寄り安く軟調。半導体関連株は高安混在となり、銀行株も総じて軟調。中で、ソニーG<6758>(東証プライム)やオリエンタルランド<4661>(東証プライム)などは高い。日経平均は約250円安の水準が配当落ち後の妥当値とされ、55円安で始まったあと次第安となったが前引けは下げ幅200円安にとどまった。

 サムコ<6387>(東証プライム)が一段高となり、『Chat GPT』などの生成型AI拡大とともに次世代半導体需要が拡大とパワー半導体用プラズマALD(原子層堆積)装置などに注目再燃。アイスタイル<3660>(東証プライム)は「@cosme」のクチコミ1900万件接近など材料視され続伸。一正蒲鉾<2904>(東証プライム)は上場維持基準達成に向けた取組などでしっかり。元旦ビューティ工業<5935>(東証スタンダード)は株式5分割後の値段となったため新たな投資家層の参入に期待とされ高い。メドレックス<4586>(東証グロース)は「リドカインテープ剤」の追試良好発表など好感され大幅高。

 2銘柄が新規上場となり、ノバシステム<5257>(東証スタンダード)は10時36分に2565円(公開価格1700円の51%高)で初値をつけ、2589円まで上げて前引けは2382円。ビズメイツ<9345>(東証グロース)は午前10時55分に5310円(公開価格3250円の63%高)で初値をつけ、5750円まで上げて前引けも5750円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は5億6138万株、売買代金は1兆3716億円。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は428銘柄、値下がり銘柄数は1353銘柄。

 東証33業種別指数は5業種が値上がりし、精密機器、ゴム製品、空運、電気機器、医薬品、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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