【株式市場】日経平均は364円高、後場一段と出来高が増加し主力株に高値続出

◆日経平均は3万3533円09銭(364円99銭高)、TOPIXは2428.38ポイント(22.81ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場一段と増加し23億9054万株

 9月15日(金)後場の東京株式市場は、来週に予定される米国の金融政策会合(FOMC、19~20日)で利上げを行わない観測が再燃し、ソニーG<6758>(東証プライム)やキヤノン<7751>(東証プライム)が一段ジリ高を継続。自動車株は前場上げたホンダに代わりSUBARU<7270>(東証プライム)が一段高の高値更新など、出遅れ株の水準訂正もみられ、三菱地所<8802>(東証プライム)は横浜にテーマパークへの期待などで高値更新幅を拡大。リーグ優勝の阪神タイガース関連株は軒並み反落だが上新電機<8173>(東証プライム)は朝方を安値に底堅い。日経平均は14時過ぎまで前場の高値(466円21銭高の3万3634円31銭)に迫って推移し、大引けは少々値を消したが2日続けて大幅高の2日続伸となった。

 後場は、13時頃まで高値を更新していた三井住友FG<8316>(東証プライム)が急速に値を消して小安くなるなど、土日祝の3連休を前に利食いが出たと見られる銘柄があったが、パナソニック ホールディングス<6752>(東証プライム)や富士通<6702>(東証プライム)はほとんど大引けまでジリ高を継続。日本高周波鋼業<5476>(東証スタンダード)は今3月期末配当一挙100円の予想など言われて後場もジリ高。京写<6837>(東証スタンダード)は「四季報」最新号の増益幅拡大予想など好感され前場の上げ幅を保って活況。エコナビスタ<5585>(東証グロース)は四半期決算が好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は一段と増加し23億9054万株(前引けは9億2907万株)、売買代金は5兆6708億円(同2兆1972億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1227(前引けは1328)銘柄、値下がり銘柄数は553(同450)銘柄。

 東証33業種別指数は29業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、石油石炭、輸送用機器、パルプ紙、建設、不動産、鉱業、ゴム製品、電気機器、情報通信、卸売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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