住友金属鉱山は2週間ぶりに5300円台を回復、リチウム生産や金相場など材料視

■いぜんPBR0.8倍台、改善に向けた取組への期待も意識

 住友金属鉱山<5713>(東証プライム)は4月19日、再び出直って始まり、午前9時30分にかけて5310円(125円高)まで上げ、約2週間ぶりに5300円台を回復している。4月11日に「南米で28年にもリチウムを生産」と日本経済新聞などで伝えられ、この日に143円高の5222円と久々に大きく上げて以降、断続的に上値を試す相場になっている。いぜんPBR(株価純資産倍率)0.8倍台のため、東証のPBR銘柄に対する改善要請も意識されている。

 リチウムはEV用電池の戦略物資で、米国の対中国政策にもかかわるため、株価材料としても注目度が大との見方がある。また、同社は国内に金鉱山を持つため、NY金相場の2000ドル乗せや国内の商品先物市場で14日に金の先物が最高値を更新したことなども買い材料の底流にあるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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