ティムスは7円高、20円高、77円高と上げピッチ強める、ネットメディア登場を契機に異彩の値動き

■腎障害など対象の新薬パイプラインが見直されたとの見方

 ティムス<4891>(東証グロース)は6月8日、4日続伸基調となり、午前10時を過ぎて一時32%高の314円(77円高)まで上げる場面を見せて日増しに大きく出直っている。東京農工大学発のバイオベンチャーで、ネット企業情報メディア「藤沢久美の社長Talk」に登場と6月2日に開示。翌日から5円高、7円高、20円高、77円高と上げピッチを強めている。腕に自信のある資金集団が注目との憶測も出ている。

 同社は、2021年に急性期の脳梗塞治療に大きな変革をもたらすことが期待される『TMS-007』を米バイオジェン社に導出し、日本のバイオベンチャーとしては「快挙」を成し遂げたが、株式上場は22年11月のため、株価材料としては過去のものとされてきた。しかし、後続の新薬パイプラインとしては、急性腎障害・薬剤性腎障害、がん悪液質などを適応症とする『TMS-008』及び『TMS-009』を中心に開発を進めている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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