古河電工は8年ぶりの高値に進む、「高速光通信の米進出」やマイクロソフトの巨額投資など材料視

■米巨大テック企業のデータセンター投資需要を取り込む期待

 古河電気工業<5801>(東証プライム)は1月6日、8%高に迫る7192円(507円高)まで上げて2017年以来の高値に進み、後場も同年以来の7000円台に乗ったまま堅調に売買されている。「高速光通信の米進出、官民で後押し、GAFA需要狙う」(日本経済新聞1月6日付朝刊)と伝えられたことや、「マイクロソフト、AI開発のデータセンター構築に巨額投資と発表」(NHKニュースWEB1月4日)と伝えられたことなどが買い材料視されているようだ。日経平均600円安の中で強さが目立っている。

 高速光通信の米進出については、総務省が、「25年にも、米巨大テック企業が研究開発拠点を構えるシリコンバレーでの実証施設の設置を支援する。(中略)データセンター投資を進める巨大テック企業『GAFA』などの需要を取り込んで、日本勢の米国でのシェア拡大を目指す」と伝えられた。また、マイクロソフトの巨額投資については、「ことし6月末までに、開発に必要なデータセンターの構築に日本円で12兆5000億円余りの巨額の投資を行う」と伝えられ、注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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