極洋はROE12.8倍、ROA5.9倍、最高益など見直され3日続伸基調

■世界的な「スシ」などの和食ブーム拡大に対応し海外展開を拡大

 極洋<1301>(東証プライム)は6月12日の前場、3675円(25円高)まで上げた後も堅調で3日続伸基調となった。先に発表した3月決算(2023年3月期・連結)は売上高、各利益とも最高を更新し、ROE(株主資本利益率)は12.8倍、ROA(総資産経常利益率)は5.9倍。水産株の中でイメージは3番手だが財務指標は最も良好で、調査筋の中に見直す様子がある。

 世界的に「スシ」などの和食ブームが拡大していることなどに対応し、タイの子会社・キョクヨウ・グローバルシーフーズでは、焼魚・煮魚や寿司種、冷凍寿司を日本だけでなく、東南アジアや欧米に輸出。22年にはベトナムに子会社を設立し、23年は4月の予定で米国にカニ風味かまぼこの製造等を目的とする新会社を設立している。国内では完全養殖クロマグロのほか、マダイやブリなどの養殖にも取り組み、魚種の拡充を図っている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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