QDレーザは連日出直る、第1四半期の営業損失が大幅に改善、上場来安値圏で値頃感も

■売上高を10年間で10倍に拡大する「新成⻑ビジョン」を推進

 QDレーザ<6613>(東証グロース)は8月13日、続伸基調となり、8%高の319円(24円高)まで上げた後も強い値動きを続け、連日出直っている。8日の夕方に発表した第1四半期(2025年4~6月)決算が売上高315百万円(前年同期比39%増)となり、営業利益は91百万円の損失(前年同期比75百万円の改善)と回復が顕著で、期待の強まる相場となっている。

 「かつて実現は不可能と言われた、光通信用量子ドットレーザ(=Quantum Dot LASER)の量産化に世界で初めて成功」(決算説明資料より)した先端技術メーカーで、株式上場は2021年2月。直近の株価は25年5月に一時216円をつけ、上場来の安値を喫したが、業績の回復を展望する相場では値頃感が強いようだ。今期・26年3月期の業績予想は期初の予想を継続し、売上高は13.87億円(前期比6.0%増)、営業利益は4.45億円の損失、純利益も4.45億円の損失。まだ損失が残る計画だが、「新成⻑ビジョン」で売上高を10年間で10倍の100億円にする『10 by 10 to 100』ビジョンを推進している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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