オーイズミが再び出直る、「上場維持基準」に3項目も届かず基準充足への取組に期待

■PBRも低い、非流通株式数の削減なども検討のもよう

 オーイズミ<6428>(東証プライム)は7月10日、再び出直りを強める相場となり、前場に4%高の507円(21円高)まで上げた後も500円台で売買され、13時を過ぎては502円(16円高)となっている。6月末に「上場維持基準」に関する発表を行い、2023年3月末時点で「流通株式時価総額」「流通株式比率」「1日平均売買代金」の3項目が基準を充足していないとしており、引き続きこれらの基準達成に向けた対応策への期待が強いと見られている。

 発表では、上場維持基準の達成に向けて、利益水準の向上などの業績向上に向けて取り組みに加え、非流通株式数の削減(または流通株式数の増加)などの必要性にも触れた。また、機関投資家向けの説明会、ミーティングの積極化も推進する。また、株価水準はPBR0.6倍台で推移するため、東証が今春行った低PBR銘柄に対する改善要望も引き続き新たな取組につながるとして買い材料視されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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