アステリアが後場一段高、OBCの「奉行クラウド」の連携ツールパートナーに選定など好感

■10月施行のインボイス制度などに向けDXや業務デジタル化を支援

 アステリア<3853>(東証プライム)は7月10日の後場、続伸幅を拡げて始まり、取引開始後は7%高の802円(52円高)まで上げ、今年3月につけた年初来の高値822円に向けて出直りを強めている。7日、OBC(オービックビジネスコンサルタント)<4733>(東証プライム)が提供する国産SaaS ERP「奉行 V ERPクラウド」の連携ツールパートナーとして参画したと発表し、連日買い材料視されている。業績は2023年3月期を底に急回復の見込みとしており、完全黒字化という業績動向を見直して買い直す動きもあるようだ。

 発表によると、2023年10月施行のインボイス制度などの法改正に伴い、会計などの管理系システムと、事業部門における各種システムとの連携を含めた、DXや業務のデジタル化を支援する。アステリアの「ASTERIA Warp(アステリアワープ」は、企業データ連携(EAI/ESB)製品の国内市場においてソフトウェア市場で16年間シェアNo.1を継続。100以上のツールやサービスとノーコードで繋ぐことから、既に約1万社の企業が導入しており、実績が豊富なことなどが評価されたという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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