太陽誘電は連日出直る、半導体関連株の人気回復に乗りESG株価指数ファンドからの買いにも期待

■日本の年金基金(GPIF)が採用する6つのESGインデックスすべてに選定

 太陽誘電<6976>(東証プライム)は7月14日、続伸基調となり、取引開始後は4376円(128円高)まで上げて約1週間ぶりに4300円台を回復し、出直り相場を続けている。米国の利上げ長期化懸念がCPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)を受けて後退し、日米ともグロース株への物色人気が回復し、半導体関連株の値動きが再び活発化してきた潮流に乗っている。同社株は、FTSE Blossom Japan Index(英FTSE Russell社が開発した株価指数)など、日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が採用する6つのESG(サステナビリティ評価)インデックスすべてに選定されており、こうした株価指数に基づく資金運用を行う投信などからの買いが期待されている。

 5月に発表した2023年3月期の連結決算は、スマートフォンやノートPCなどの生産台数減少や在庫調整の影響により営業利益53%減となり、今期・24年3月期の予想も営業利益は53%減を計画するものの、株価は発表から2週間ほどで発表前の水準を上回り、以後もみ合いながらも底堅い相場が続いている。今期の業績予想の前提となる為替レートは、対米ドル(期中平均レート)130.0円。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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