ダイセキ環境Sが高値を更新、好業績に加えカーボンニュートラル達成への取り組みも好感

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■非化石証書購入で年間使用電力の一部を実質再生可能エネルギーに

 ダイセキ環境S(ダイセキ環境ソリューション)<1712>(東証プライム)は7月14日、再び上値を追う相場となり、5%高の1445円(72円高)まで上げて2022年1月以来の高値を2日ぶりに更新している。6月30日に発表した第1四半期決算と通期業績予想の増額修正などを境に相場が一変し、大きく上値を追う展開となっており、直近は7月13日付で「カーボンニュートラルの取り組み:非化石証書購入によるCO2削減」を発表したことも好感要因とされている。

 発表によると、同社グループで約37万kWh分の非化石証書を購入し、2022年3月から23年2月の1年間に使用した電力の一部を実質再生可能エネルギーとした。これにより電力の使用に伴い発生するCO2約120t分を実質ゼロとすることができた。こうしたカーボンニュートラル達成への取り組み姿勢は米欧の投資資金に好まれやすいとされている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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