【株式市場】日経平均は412円高、大幅反発、TOPIXはバブル相場崩壊後の高値を更新

◆日経平均は3万3172円22銭(412円99銭高)、TOPIXは2322.56ポイント(31.95ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加し19億9793万株

 7月31日(月)後場の東京株式市場は、昼に四半期決算を発表した商船三井<9104>(東証プライム)が値を消して始まり、前場堅調だった海運株が次第に軟化。前場上げたソニーG<6758>(東証プライム)やキヤノン<7751>(東証プライム)も強もみあいに転じた。一方、日本製鉄<5401>(東証プライム)やトヨタ<7203>(東証プライム)は14時頃から再び上げて高値引け。トヨタは年初来の高値を更新。三菱商事<8058>(東証プライム)は後場寄り後に一段強含んで高値を更新など大手商社も上げ幅を保って推移した。日経平均はやや値を消して始まり、概して440円高の2万3200円をはさんで一進一退となり、大引けも大きな動きなく大幅に反発。一方、TOPIXは約1か月ぶりにバブル相場崩壊後の高値を更新した。

 後場は、北越工業<6364>(東証プライム)が一段と強含んで上げ幅を広げ、第1四半期決算と第2四半期予想の増額修正など好感。ブロードメディア<4347>(東証スタンダード)は前場の高値を抜かなかったが第1四半期決算が好感され大幅高のまま推移し2015年以来の1700円台。元気寿司<9828>(東証スタンダード)も第1四半期決算が好感されストップ高。ヘッドウォータース<4011>(東証グロース)はAIプラットフォームのマイクロソフト製品との連携新サービスなど好感されsトップ高の急伸。

 新規上場のLaboro.AI(ラボロ・エーアイ)<5586>(東証グロース)は、12時50分前に1195円(公開価格580円の2.1倍)で初値をつけ、その後1375円(同2.4倍)まで上げ、大引けも1375円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し19億9793万株(前引けは7億9200万株)、売買代金は5兆1035億円(同1兆9867億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1525(前引けは1593)銘柄、値下がり銘柄数は279(同202)銘柄。

 東証33業種別指数は29業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、精密機器、輸送用機器、鉄鋼、電力ガス、卸売り、化学、その他金融、その他製品、不動産、証券商品先物、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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