【株式市場】日経平均は後場507円高まで上げ4日続伸、3月以降の回復相場で連日高値を更新

株式

◆日経平均は2万1916円31銭(497円08銭高)、TOPIXは1577.34ポイント(27.87ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加し20億8753万株

 5月28日(木)後場の東京株式市場は、中国の「香港国家安全法」を巡り香港株の下げが目立つとされ、日経平均は前引けより70円ほど低く始まり、13時頃に161円27銭高(2万1580円50銭)までダレた。しかし、資生堂<4911>(東1)TDK<6762>(東1)三井不動産<8801>(東1)などが中盤から相次いで本日の高値に進み、日経平均も再び上値を追い507円06銭高(2万1926円29銭)まで上げ、3月以降の回復相場で高値を更新。4日続伸となった。

 後場は、ナルミヤ・インター<9275>(東1)が一段高となり、老舗の経営破綻があった同業界の中で機関投資家の選別買いとされストップ高。日本精機<7287>(東2)は1週前に営業利益の予想を増額修正し決算発表を28日としたため期待が強まり一段高。AppBank<6177>(東マ)はマーケティング会社の株式取得が材料視されて後場も一段高となりストップ高。FRONTEO<2158>(東マ)は日本マイクロソフトとの連携が注目され前場ストップ高に達したまま大引けまで買い気配。テラ<2191>(JQS)は新型コロナに対する幹細胞治療の臨床試験に成功との共同研究先発表などが注目され急伸ストップ高。

 東証1部の出来高概算は増加し20億8753万株(前引けは9億1311万株)、売買代金は3兆3816億円(同1兆4290億円)。1部上場2170銘柄のうち、値上がり銘柄数は1530(前引けは1387)銘柄、値下がり銘柄数は583(同709)銘柄。

 また、東証33業種別指数は電力ガス、石油石炭、鉱業を除く30業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉄鋼、銀行、輸送用機器、ゴム製品、サービス、電気機器、保険、証券・商品先物、不動産、精密機器、などとなった。(HC)

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