テンポイノベーションが株主優待制度を一部変更、配当性向の段階的な引き上げ・増配と合わせ株主還元の拡充を推進

■優待については同社へのロイヤリティの高い株主に還元を強化する形に

 テンポイノベーション<3484>(東証プライム)は8月3日の15時30分、株主優待制度の2段階にわたる一部変更を発表し、配当性向の段階的な引き上げ・増配と合わせて株主還元の総合的な強化を行うとした。

 2023年5月に策定した中期経営計画(24年3月期から26年3月期)に基づき、株主還元の拡充を推進し、優待については、同社へのロイヤリティの高い株主に対して還元を強化する形になる。

 配当については、5月に策定した中期計画に基づき、以下の計画であることを改めて開示した。今後も総合的な観点から利益還元の充実を図る。

・今期・24年3月期:配当性向38.2%、1株あたり配当額20円00銭
・来期・25年3月期:配当性向39.6%、1株あたり配当額24円00銭
・翌期・26年3月期:配当性向40.9%、1株あたり配当額28円00銭

 株主優待制度については、総合的に検討を行った結果、特に同社へのロイヤリティの高い株主に対して株主還元を強化することとした。

 これまでの優待は、1年以上継続して100株以上保有した上で、期末に300株以上、または500株以上を保有する2つの保有層に「ジェフグルメカード」を各々5000円分、7000円分贈呈してきた。この優待を、今期・24年3月期末の優待から、継続保有はそのままで、期末に500株以上を保有する株主に一本化し、贈呈するカードの金額を7000円分から1万円分に増額する。続いて、来期・25年3月期末の優待からは、1年以上継続保有する株式数も500株以上に統一するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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