BIPROGYとユニアデックス、企業向け「ChatGPT」利用環境構築サービスの提供を開始

■セキュアな生成AI環境構築と活用シナリオの作成を伴走型で支援

 BIPROGY<8056>(東証プライム)とユニアデックスのBIPROGYグループは、情報管理統制を高めることにより、顧客の負担を低減し効率的にChatGPTの業務利用が行える環境を構築するサービス「Azure OpenAI ServiceスターターセットPlus」の提供を8月から開始する。

 同サービスは、Azure OpenAI Serviceの活用でセキュアな生成AI環境構築と、顧客の生成AI活用シナリオの作成を伴走型で支援する。

 BIPROGYグループは、生成AI技術を業務システムに円滑に組み込むための最善策を提案し、企業のシステム化構想の段階から、生成AI技術を活用したDXの推進を支援する。

【背景】

 「生成AI」は、業務効率化、業務高度化などの利便性に対する期待から、多くの企業や行政機関などで活用の検討が進められているが、有効活用をするためには生成AIの知識や業務への適性判断など一定のスキルが求められる。また、機密情報の漏えいやプライバシー・権利侵害などAI活用の懸案・リスクについても対応が必要である。

 BIPROGYグループは、2020年2月に「BIPROGYグループのAI倫理指針」、2023年4月に「ChatGPTなど生成AIの業務利用についてのガイドライン」を策定し、自社業務への生成AI適用や、顧客へのサービス提供に向けて積極的に取り組んでいる。これらの経験に基づき、想定されるリスク対策を備えた「Azure OpenAI ServiceスターターセットPlus」の提供を開始する。

【サービス概要】

 同サービスは、BIPROGYグループの25年以上の自然言語処理技術経験と、日本マイクロソフトとの強力なパートナーシップに基づくAzureの利用支援サービスを活用している。BIPROGYグループは、Azure OpenAI Serviceをさまざまな利用環境に合わせ、情報管理統制や利用履歴分析、利用促進のための拡張機能を提供し、エンタープライズシステムと連携した運用を可能にする。また、AIを業務に適用するために必要となる基礎教育や活用シナリオの作成などを伴走型で支援する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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