スパイダープラス、建設DXサービス「SPIDERPLUS」が関電工の測定記録支援システム「BLuE」の連携先として採用

 スパイダープラス<4192>(東証グロース)は28日、建設DXサービス「SPIDERPLUS」が、電気設備工事業界大手である株式会社関電工が開発した測定記録支援システム「BLuE」とのサービス連携先に採用され、実装に向けて開発に着手したと発表。

 同取り組みにより、SPIDERPLUSで連携できる測定器が大幅に増加し、さらに効率的な検査の実施が可能となる。これにより建設現場における一層の生産性向上と、SPIDERPLUSの利用拡大を見込んでいる。

 SPIDERPLUSでは、Bluetooth接続によって測定器と連携し、検査を行なう機能を備えている。

 建設現場で活用されている測定機器は多くあり、同社では、それをひとつずつ連携させるための開発を行う必要があった。SPIDERPLUSとBLuEがつながることにより、より本質的な課題解決に向けた開発に注力できるようになり、プロダクトを通じた価値提供をさらに加速させることが実現する。

■BLuEによる対応機器の拡充スピード

 BLuEは現在、18測定種別・39機器に対応しており、12月にも満水試験器、圧力試験器、デジタルインジケータ、温度計等、10の測定種別の機器連携リリースを予定している。

 BLuEの対応機器が拡充することによって、SPIDERPLUSを活用した検査業務のさらなる利便性向上に直結する。

【BLuEについて】

 測定器から送られてくる数値を、任意の図面や帳票へダイレクトに入力することが可能な、測定記録支援システムである。

 無線通信による測定データの自動入力、任意のExcel帳票、CAD図面、PDF図面に測定値を直接入力することが可能である。複数の測定器を同時に接続し、入力先ファイル(ソフト)を開いたまま測定器を切替えたり、測定器と接続したまま、入力先ファイル(ソフト)を切替えたりすることも可能である。

・開発:株式会社関電工
・販売:株式会社アネステック

【SPIDERPLUSについて】

 現場作業従事経験にもとづく、ふとした疑問から開発され、2011年9月より提供を開始。図面データ上にタブレットで撮影した画像やメモを紐付けし、クラウドで共有することにより、情報共有を効率的に行なうほか、検査実施に特化した専門機能などを組み合わせることにより、現場作業の省人化や省時間化、人為的ミスの削減による生産性の向上を実現する。2023年6月末時点で全国約1,700社、63,000人以上に導入されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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