ワタミが自社農場で生産した食材を使用した冷凍惣菜の自社工場を兵庫県に開設

■冷凍惣菜市場で独自の6次産業モデルを展開

 ワタミ<7522>(東証プライム)は10月2日、冷凍惣菜の製造販売を行う「ワタミの宅食ダイレクト」の自社工場「ワタミ手づくり厨房尼崎センター」を兵庫県尼崎市に新設したと発表。

■ワタミ手づくり厨房尼崎センターの特徴

 2023年9月から自社工場「ワタミ手づくり厨房尼崎センター」を新設した。「ワタミ手づくり厨房尼崎センター」新設により、「ワタミの宅食ダイレクト」の商品は全国3か所の工場で製造し届ける。尼崎センターは単に製造を増強する目的だけでなく、成長を続ける冷凍食品市場に対しワタミの自社農場で生産した食材を使用したり、外食・宅食事業で培った知見を活かしたりしながら商品の開発提案を行う研究開発の拠点としても機能していく。

◆所在地:〒661-0964 尼崎市神崎町12-28
◆製造キャパシティ:20万食/月
◆製造予定商品コンセプト

・季節の素材(野菜・魚)を使用した春夏秋冬の季節メニューを展開
・「ワタミファーム」の有機野菜を使用するなど原料へのこだわり
・外食・宅食・介護で培ったワタミのオリジナルレシピで素材から調理
・小規模設備で効率的な手作業による設計商品の実現

◆SDGsの取り組み
・RE100への取り組み
・食品廃棄物削減
・環境配慮型の容器包装資材を使用
・食品ロス削減への取り組み
・国産、有機食材の積極的な活用

■「ワタミの宅食ダイレクト」について

 「ワタミの宅食ダイレクト」は管理栄養士が設計したバランスの取れた冷凍惣菜をご自宅まで宅配便でまとめて届けるサービスである。冷凍庫にストックしておけば、必要な時にいつでも食べられる。

 塩分、カロリー、品目数や糖質に配慮された冷凍惣菜は忙しい主婦の方から単身赴任中の方、シニア世代の方まで、ライフスタイルにあわせて利用できる。

 「ワタミの宅食ダイレクト」は、これまで以上に顧客の暮らしに寄り添い生活を豊かにできるよう、バランスの取れたおいしい食事を利便性高く提供していく。

■ワタミの再生可能エネルギーを利用した循環型6次産業モデル(ワタミモデル)

 1984年の創業から外食産業に携わってきたワタミグループは、お客さまに安全な食材でおもてなしをしたいという気持ちから、2002年から、有機農業をスタートさせた。現在では、国内7ヵ所に532ヘクタールの規模で有機農業、酪農事業(1次産業)を行っている。ワタミファームで採れた有機野菜(1次産業)は、ワタミ手づくり厨房で加工(2次産業)され、ワタミグループの外食事業や宅食事業(3次産業)を通じて、全国の顧客に提供している。さらに、持続可能な循環型社会の構築を目指すワタミグループでは、環境負荷を軽減するための取り組みや、再生可能エネルギー事業として風力発電設備の開発・建設・運転管理などにも取り組んでいる。この一貫統合された“独自の6次産業モデル”が、ワタミグループの事業を成長させ、さらに新しい事業領域の可能性を広げている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る