サークレイス、統合型デジタルコミュニケーション・プラットフォーム「Circlace」に生成AI「ChatGPT」を正式実装しリリース、蓄積された必要な情報に辿り着く時間を大幅短縮

■間接業務に掛かる工数削減により、組織レベルでの業務効率化を実現

 サークレイス<5029>(東証グロース)は、同社が提供するSaaS型クラウドサービス「Circlace」と米OpenAI社が開発をした生成AI「ChatGPT」を連携させ、社内情報の検索および問い合わせ業務を中心とした社内業務において試験的に活用することにより、社内業務効率化に取り組んできた。今回、この機能を製品版「Circlace」に正式に実装し、2023年10月10日から提供を開始した。

■生成AI「ChatGPT」活用の背景

 「ChatGPT」は米OpenAI社が開発をした、まるで人間を相手にするかのように自然な会話を行うことができる高度なAIチャットサービス(対話型AI)である。2022年11月にAPIを公開したことによりAIの活用がより大きく注目され、多くの企業がビジネス上におけるAIの活用に数多く取り組んでいる。

■機能の概要

 同社による自社開発およびSaaS製品として販売を加速させている「統合型デジタルコミュニケーション・プラットフォーム『Circlace』」は、業務上で発生するコミュニケーションやドキュメントを集約し、社内外でのナレッジの可視化・蓄積・共有・活用を高い次元で可能とし、業務の効率化を実現することを特長としいる。

 「Circlace」の検索機能は「誰でも簡単に必要な情報にたどり着ける」という強みがあるが、生成AI「ChatGPT」と連携させることにより、対話形式によって求める回答が自動生成されるため、利便性と生産性がより向上する。

 今回新たに提供する機能は、「Circlace」内に生成AI「ChatGPT」と連携をしたチャットウィンドウを実装することにより、「Circlace」のユーザーインターフェース内で対話形式による検索オペレーションが可能となり、より利便性が高まる。(2023年6月6日および7月19日に関連プレスリリースを実施した時点では、別のWebウィンドウを開き、対話形式のオペレーションを実施する必要があった。)

 また、問い合わせ・申請業務の効率化を目的とし、「FAQ自動作成機能」「回答案自動作成機能」の提供も開始した。

 この新たな機能の実装により、顧客の業務効率化および本質的なDXの実現をさらに支援する。

 さらに、これまでの同社公開リリース情報では、「Circlace」と生成AI「ChatGPT」を組み合わせた自動回答チャットボット機能に限定して「Knowit(ノウイット)」と定義していたが、今後は「Circlace」に実装されるAIを活用したAI機能群の総称を「Circlace Knowit」と再定義し、チャットボット機能・FAQ自動作成機能・回答案自動作成機能のみならず、さまざまなAIを活用した機能を開発の上「Circlace Knowit」の機能展開を実施していく。

■利用方法

 「Circlace」を契約の上、利用している顧客は誰でも簡単かつすぐに利用することが可能である。(同機能を利用するにあたり、事前に同機能利用同意書の取り交わしが必要となる)

■サークレイスについて

 サークレイスは、2012年に株式会社パソナグループと当時シンガポールに拠点を置いていたTquila International PTE Ltd.との合弁会社「株式会社パソナテキーラ」として設立され、2020年7月に「サークレイス」へと商号変更。2022年4月には、東京証券取引所グロース市場に上場した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る