ジェイフロンティアが反発、特許取得、四半期黒字化など好感される

業績でみる株価

■医薬品の在庫不足の影響を受けたが現状は不足解消

 ジェイフロンティア<2934>(東証グロース)は10月30日、反発相場となり、午前11時前に7%高の3885円(265円高)まで上げ、ジリジリ反発幅を広げている。10月26付で、オンライン診療・オンライン服薬指導・処方薬の宅配をワンストップで提供する「SOKUYAKU」事業における特許取得を発表しており、買い材料視されている。同13日に発表した第1四半期決算は黒字転換だった。

 第1四半期連結決算(2023年6~8月)の売上高は前年同期比23.8%減だったが、「メディカルケアセールス事業(SOKUYAKU事業・医薬品D2C事業)で医薬品の在庫不足の影響を受けるも、現状在庫不足は解消しており、通期計画の達成を見込む」(決算説明資料)。営業利益は36百万円となり、前年同期の179百万円の赤字から黒字に転換し、「想定よりも効率的な顧客獲得に成功」したことなどにより、進ちょく率で通期計画の35%を達成した。通期予想は全体に据え置いたが、調査筋の中には上振れ余地を見込む姿勢がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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