パチンコホール経営の「ガイア」が倒産!負債1133億円、事業再生支援にJトラストが参画

■パチンコホールとしては過去最大の倒産

 10月30日、遊技場運営(パチンコホール経営業者)を主たる事業とする株式会社ガイアとそのグループ会社7社は、東京地方裁判所に民事再生手続きの開始申立てを行った。これらの企業は、コロナ禍により客足が減少したことなどから経営が悪化し、自力での事業継続が困難な状況となった。負債はガイアが約850億円。その他6社で約283億円となり、7社合計で約1133億円。ガイアの負債はパチンコホール経営業者として過去最大となる。

 一方、金融サービスを提供するJトラスト<8508>(東証スタンダード)は、ガイア及びガイアグループ各社の再生には外部スポンサーが不可欠であると判断し、30日、ガイアとの間で、ガイア及びガイアグループ各社が営む事業の再建支援を目的とする基本合意書を締結したと発表。

 Jトラストは、過去に複数の事業再生案件に関わった経験を活かして、同件においてDIPファイナンス(債務者保有管理型民事再生手続きにおける債務者への資金供与)を供与しつつ、その関係会社及びパートナー企業とともにスポンサー候補としてガイア及びガイアグループ各社の再生支援に携わることにより、同件事業の再建に資するものであると判断した。

 同基本合意書は、JトラストがDIPファイナンスを供与することや、Jトラスト及びその関係会社やパートナー企業がスポンサー候補として参画することなどを定めたもの。今後は、民事再生手続きの進展や再建計画案の策定などを踏まえて、Jトラスト及びその関係会社やパートナー企業とガイア及びガイアグループ各社との間で具体的な支援内容や条件等について協議を進めていく。

 Jトラストは、ガイア及びガイアグループ各社の事業再建に向けて最大限努力していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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