メタウォーターが9連騰、周南市徳山中央浄化センター再構築事業の事業契約を締結

■50年以上経過した徳山中央浄化センターの施設整備を行う

 メタウォーター<9551>(東証プライム)は29日、12円高(0.55%高)の2183円(9時25分)まで上げて9連騰し、連日年初来高値を更新している。28日、同社を代表とする企業グループは、周南市徳山中央浄化センターの水処理施設の更新と維持管理業務を一体的に行うDBO方式での再構築事業について契約を締結したと発表。同事業は、供用から50年以上が経過する同浄化センターの施設整備を行い、汚水の安定的かつ継続的な処理、ライフサイクルコストの低減、長期的な維持管理に配慮した事業継続性の確保を目指すものである。

 同事業では、将来の脱炭素に寄与する水処理施設を導入するとともに、新技術の組み合わせにより将来の水量変動・水質変動に追従する能力を持つ施設とする。また、建設から維持管理まで一貫した地域協働型スキームを構築し、同市の下水道事業運営ノウハウと民間企業の最新技術を融合させる。同事業の契約金額は約191億円で、設計・建設は約8年間、維持管理・運営は約26年間にわたって行われる。

 同事業における維持管理業務は、特別目的会社である周南ウォーターサービス株式会社が担当する。同社は、メタウォーターを代表企業とする7社の構成企業からなり、各社の役割分担に基づいて事業を遂行する。同社の代表取締役社長は、メタウォーター株式会社の中林信司氏が務める。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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