日本航空は軟調、「航空機の全損」にともなう損失は150億円、影響は一過性の見方

日本航空 JAL

■400人近い乗客の全員避難については信頼性向上の要因と期待も

 日本航空<9201>(東証プライム)は1月4日、2%安の2716.0円(59.0円安)で始まり、下落だが2706.0円(69.0円安)を下値に底堅い相場となっている。1月2日に発生した羽田空港での日航機衝突事故に関し、4日朝、航空機の全損に伴う営業損失を約150億円と発表。株式市場の受け止め方は分かれているようだが、事故については一過性の影響にとどまるとの見方もある。400人近い乗客を全員非難させたことについて、同社への信頼性が高まる要因と期待する様子もある。

 4日朝、日本航空516便と海上保安庁機の衝突事故に関し、損害の見込額の合計は約150億円となり、営業損失として計上する予定と発表した。2023年10月末に発表した第2四半期決算での今3月期・通期連結業績予想(IFRS)では、営業利益を含む利益項目として財務・法人所得税前利益を1300億円(前期の約2倍)の見込みとし、親会社の所有者に帰属する(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る