【材料でみる株価】ユーグレナは国内最大級の燃料用微細藻類培養プールの建設を発表

 ユーグレナ<2931>(東1)は9月1日、国内最大級の燃料用微細藻類培養プールを三重県に建設すると発表した。株価は年初来安値圏から切り返しの動きを強めている。さらにバイオ燃料実用化に向けた進展を好感する動きが強まりそうだ。

 中部プラントサービス、三重県、多気町の協力のもと「バイオ燃料用藻類生産実証プロジェクト」を実施する。実証プロジェクトでは、経済産業省資源エネルギー庁「平成28年度微細藻類燃料生産実証事業費補助金」を活用し、国内最大級の燃料用微細藻類培養プールを多気クリスタルタウン(三重県多気郡多気町)に建設して、燃料用微細藻類の大規模・低コスト生産技術の確立を目指す。

 実証期間は2016年10月1日~2019年3月31日で、培養プールはスケールアップを経て2018年には総面積3000平方メートル以上の国内最大級の燃料用微細藻類培養プールとなる予定だ。

 株価は年初来安値圏だが、1300円台で下値固めが完了し、16年9月期業績予想上方修正なども好感して切り返しの動きを強めている。さらにバイオ燃料実用化に向けた進展を好感する動きが強まりそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る