【株式市場】前場の日経平均は623円高、半導体株など牽引し33年ぶりに3万4000円台を回復

◆日経平均は3万4386円79銭(623円61銭高)、TOPIXは2444.34ポイント(31.25ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億3559万株

 1月10日(水)前場の東京株式市場は、NY市場での半導体株などの連日高を受け、アドバンテ<6857>(東証プライム)や東エレデバイス<2760>(東証プライム)などが活況高となり、ソニーG<6758>(東証プライム)やオリンパス<7733>(東証プライム)もNY市場での上げなど好感されて続伸基調。味の素<2802>(東証プライム)や明治HD<2269>(東証プライム)は戻り高値を更新など内需株にも買いが広がった。日経平均は午前9時40分過ぎに1990円3月以来の3万4000円台に乗り、一段と上げて11時過ぎには639円27銭高(3万4402円45銭)まで上げ、前引けもほぼ高値引け。2日続けて取引時間中のバブル相場崩壊後の高値を更新した。

 任天堂<7974>(東証プライム)が引き続き次世代ゲーム機を今年中に発売との米国での報道などに期待強く連日最高値。壱番屋<7630>(東証プライム)は高寄り後伸びないが2月末の株式5分割や大幅増配など好感され急伸。フュートレック<2468>(東証スタンダード)は「音のAI検査SDK for Linux」の提供開始など好感されストップ高。アオキスーパー<9977>(東証スタンダード)はMBO(経営陣参加の買収)で2日連続ストップ高。東洋テック<9686>(東証スタンダード)は大口受注が好感され一段高。さくらさくプラス<7097>(東証グロース)は発行株数の6%近い自社株買いが好感され一時ストップ高。ウェルプレイド・ライゼスト<9565>(東証グロース)はeスポーツのオリンピック実現の期待で上げた相場が再燃とされ急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は7億3559万株、売買代金は1兆9549億円。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は1251銘柄、値下がり銘柄数は354銘柄。

 東証33業種別指数は海運、鉱業を除く31業種が値上がりし、精密機器、その他製品、医薬品、電気機器、卸売り、輸送用機器、不動産、機械、情報通信、食料品、陸運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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