【株式市場】日経平均は19円安となり4日続落だがTOPIXは反発、日米の金融政策を見極めたい様子

◆日経平均は4万654円70銭(19円85銭安)、TOPIXは2920.18ポイント(11.54ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は19億7694万株

 7月30日(水)後場の東京株式市場は、引き続き日米の金融政策決定会合(米FOMCは29、30日、日銀は30、31日)を見極めたい様子があり、日経平均は13時過ぎに43円高(4万717円)まで上げたが14時半過ぎには80円安(4万594円安)まで軟化しながら一進一退となった。日本航空<9201>(東証プライム)が正午に発表した四半期決算を受けて値戻しを強め14時過ぎから堅調転換。トヨタ<7203>(東証プライム)も次第に持ち直し13時半頃から堅調転換。オエノンHD<2533>(東証プライム)は15時の業績予想の増額発表が好感されて急伸した。

 後場は、京浜急行電鉄<9006>(東証プライム)や小田急電鉄<9007>(東証プライム)が堅調に推移し、カムチャツカで発生した地震による津波警報を受けて運休などを発表したものの株価への影響はほとんどない様子。キヤノン<7751>(東証プライム)が一段と上げ積極的な自社株買いを好感。住友ファーマ<4506>(東証プライム)が一段と強含んで推移しJPモルガン証券による目標株価の大幅引き上げなど好感。明海グループ<9115>(東証スタンダード)は13時発表の特別利益と四半期決算など好感され一段高。モンスターラボ<5255>(東証グロース)は債務超過解消を買う相場が再燃とされ出直り拡大。フューチャーリンクN<9241>(東証グロース)は朝方に急反発のストップ高となったまま大引けまで買い気配を続け新商品のAIエージェント「まいぷれくん」有料契約数拡大など好感。

 東証プライム市場の出来高概算は19億7694万株(前引けは8億206万株)、売買代金は4兆9430億円(同2兆1311億円)。プライム上場1624銘柄のうち、値上がり銘柄数は1071(前引けは1074)銘柄、値下がり銘柄数は482(同466)銘柄。

 東証33業種別指数は26業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位は、非鉄金属、繊維製品、海運、不動産、陸運、石油石炭、水産農林、その他金融、食料品、建設、保険、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■生成AIでソフト開発効率化、工数9割削減も  ヘッドウォータース<4011>(東証グロース)は6…
  2. ■除雪の常識を変える45年の集大成  ホンダ<7267>(東証プライム)は6月25日、新型ハイブリ…
  3. ■V8の圧倒的性能を追求、レクサス「IS500」特別仕様車で足回りとデザインを強化  トヨタ自動車…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  2. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  3. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  4. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…
  5. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  6. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る