キッコーマンが1か月ぶりに9000円台を回復、3月末に株式5分割を予定し期末配当も増額済み

キッコーマン

■全体相場の上げとともに同社株にも注目が再燃してきたとの見方

 キッコーマン<2801>(東証プライム)は1月10日の後場一段と強含んで出直りを強め、13時にかけて9120円(226円高)まで上げ、約1か月ぶりに9000円台を回復している。11月以降は値動きが重く、半導体・AI関連株などのグロース株活況の陰に隠れて調整含みの相場だが、2024年3月31日を基準日とする株式5分割を発表済み。また、11月初には配当予想の増額修正も発表しており、3月末にかけて買い需要が膨らむ要因になってくる。日経平均の33年ぶり3万4000円台回復を受け、全体相場の上げとともに同社株にも注目が再燃してきたとの見方が出ている。

 今期・24年3月期の連結業績は、各利益とも連続最高を更新する見込み。株主還元を充実させる観点から、24年3月期から配当性向の35%目標への変更も発表し、24年3月期末の配当予想は、従来予想に対し1株24円増の59円の予定(前期は普通配当38円、記念配当10円)に見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■GHG排出量削減に貢献  東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)グループの…
  2. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  3. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る