【株式市場】日経平均は527円高、海外勢の買い根強いとされ5日続伸、4日続けて約34年ぶりの高値を更新

◆日経平均は3万5577円11銭(527円25銭高)、TOPIXは2494.23ポイント(11.36ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は朝のSQ算出分が加わり18億3821万株

 1月12日(金)後場の東京株式市場は、海外勢と見られる買いが代表的な銘柄や日経平均の先物に厚いとされ、ソニーG<6758>(東証プライム)が一段ジリ高となり、日本製鉄<5401>(東証プライム)やトヨタ<7203>(東証プライム)は持ち直し、JR東日本<9020>(東証プライム)は一時ダレたが中盤から再び一段高となった。日経平均は中盤まで上げ幅400円台で横ばいだったが、朝寄り値で算出されるSQ推定値が3万6000円台に乗ったようだと伝えられ、先高感が根強く、大引けは500円高で5日続伸し、1990年2月以来、約34年ぶりの高値を4日続けて更新した。

 後場は、ファーストリテ<9983>(東証プライム)やトランザクション<7818>(東証プライム)、日本コンクリート工業<5269>(東証プライム)が前場急伸したまま高値圏で頑強に値を保ち、四半期決算など好感。ファーストリテは日経平均527円高のうち230円押し上げたとの試算。富士ソフト<9749>(東証プライム)は上場の可否を検討との一部報道を受けて14時過ぎに急伸し一時ストップ高。アルファ<4760>(東証スタンダード)は四半期決算が好感され前場ストップ高に達したまま大引けまで買い気配。ワイエスフード<3358>(東証スタンダード)は株主優待への期待など言われ次第高。データセクション<3905>(東証グロース)は今期黒字化への期待強まるとされ中盤から尻上がりでストップ高。チームスピリット<4397>(東証グロース)は四半期決算が好感され一段ジリ高。

 東証プライム市場の出来高概算は朝のSQ算出分が加わり18億3821万株(前引けは9億5801万株)、売買代金は5兆496億円(同2兆7560億円)。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は551(前引けは417)銘柄、値下がり銘柄数は1058(同1209)銘柄。

 東証33業種別指数は18業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、その他製品、精密機器、サービス、卸売り、海運、石油石炭、化学、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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