【株式市場】日経平均は58円安、反落だが後場は半導体株など底堅く徐々に持ち直す

◆日経平均は2万7842円33銭(58円68銭安)、TOPIXは1957.33ポイント(4.23ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億2188万株

 12月12日(月)後場の東京株式市場は、三菱重工<7011>(東証プライム)や川崎重工<7012>(東証プライム)、IHI<7013>(東証プライム)が後場寄り後にかけて一段と強含み、豊和工業<6203>(東証プライム)は14時にかけて一段ジリ高など、前場に続き防衛費拡大関連株の人気が継続。並行して住友ゴム<5110>(東証プライム)などのタイヤ株に一段強含む銘柄がみられ、朝から軟調だった半導体関連株はアドバンテスト<6857>(東証プライム)などは徐々に持ち直した。日経平均は83円安で始まり、14時過ぎには本日の高値になる2万7865円72銭(35円29銭安)まで回復。大引けは前週末比で反落だが底堅かった。

 東京計器<7721>(東証プライム)が防衛費拡大など買い材料視されて一段ジリ高傾向となり、泉州電業<9824>(東証プライム)は業績予想の増額などでジリ高となり再び一段高。日本金銭機械<6418>(東証プライム)は新紙幣関連需要など言われて一段高。ポエック<9264>(東証スタンダード)はナノバブル技術のベンチャー企業との新装置開発が材料視され前後場とも大引けまで買い気配のままストップ高。Sun Asterisk<4053>(東証グロース)は12月16日の売買から東証プライム市場に移籍が好感され前場の高値圏で推移。

 東証プライム市場の出来高概算は9億2188万株(前引けは4億7946万株)、売買代金は2兆2389億円(同1兆1740億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は774(前引けは869)銘柄、値下がり銘柄数は973(同841)銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、その他金融、ゴム製品、輸送用機器、電力ガス、鉱業、パルプ紙、石油石炭、銀行、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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