ミロク情報サービスは3年ぶりの高値に進む、第3四半期決算が堅調で期末配当予想の増額修正を好感

■サブスク型への移行につれソフトウェア使用料収入が大きく伸長

 ミロク情報サービス<9928>(東証プライム)は2月6日、続伸基調となり、後場寄り後は5%高の1996円(98円高)まで上げて2021年以来の高値に進んでいる。5日の15時30分に第3四半期決算と期末配当予想の増額修正を発表し、好感買いが優勢となっている。

 第3四半期連結決算(2023年4~12月・累計)は、会計事務所向けや中小企業向けの各種ERP製品の販売が好調に推移し、売上高が前年同期比5.7%増加した。各種ERP製品は、サブスクリプション型での提供に徐々に移行しているためソフトウェア使用料収入が大きく伸び、ストック型の安定的なサービス収入が増加した。利益面では営業利益が同15.5%減などと総じて減益だったが、先行投資となる新卒入社社員の積極採用やベースアップ、昇給による人件費の大幅な増加、さらに新規事業である統合型DXプラットフォーム事業の推進に向けた開発投資などによるものとし、通期・24年3月期の連結業績予想は5月に開示した数値から変更はなく、売上高は416億円(前期比0.3%増)、営業利益は61億円(同0.3%増)などを据え置いた。

 今3月期末の配当予想は1株50円の予定(従来予想比5円増、前期比でも5円の増配)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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