三井物産、ロート製薬とシンガポール漢方薬大手ユーヤンサンを買収

■東南アジア市場の拡大と未病・予防事業への強化目指す

 三井物産<8031>(東証プライム)は4月4日、ロート製薬<4527>(東証プライム)と共同でシンガポール漢方薬製造販売企業ユーヤンサン(Eu Yan Sang International Ltd.)の株式86%を取得すると発表。取得額は約880億円で、三井物産の持株比率は約30%となる。

 ユーヤンサンは1879年創業、東南アジア最大の漢方薬企業。シンガポール、香港、マレーシアを中心に170店舗以上を展開し、医薬品から食品まで幅広い生薬製品を販売している。

 三井物産は「サイエンスに立脚する未病対策ソリューション事業」の構築を進めており、ユーヤンサンの買収でアジア市場の拡大と事業強化を目指していく。ロート製薬は研究開発・販売力で貢献し、革新的なビジネス創出を目指していく。

 三井物産は中期経営計画2026でWellness Ecosystem Creationを攻め筋の一つに掲げ、健康やウェルビーイングの向上を通じ、人々の豊かな人生の実現を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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