シナネンHDグループのシナネンが法人顧客向けに、供給過程で発生するCO2排出量実質ゼロの燃料販売を開始

■ボランタリークレジットの活用で脱炭素化に貢献

 シナネンHD(シナネンホールディングス)<8132>(東証プライム)は、同社の子会社で、エネルギーソリューションを提供するシナネンが、法人の顧客向けに、ボランタリークレジットを活用し、供給過程で発生するCO2排出量が実質ゼロの燃料の販売を4月8日より開始したと発表した。

 2050年のCO2排出実質ゼロ(カーボンニュートラル)となる脱炭素社会の実現に向けて、国内においてもCO2排出量の削減に取り組む動きが加速している。

 このような動きの中、石油製品の販売を行っているシナネンでは、CO2排出量の削減に寄与する取り組みとして、次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」の取り扱いや、シナネン物流子会社の自社燃料輸送車への「サステオ」の採用並びにボランタリークレジットの活用を実施している。

 また、シナネンのサービスステーション運営子会社であるシナネン石油が、2024年1月から一部事業エリアにおいて、一般の顧客向けに、ボランタリークレジットを活用し、供給過程で発生するCO2排出量が実質ゼロの灯油の宅配販売を開始している。

 このたび、CO2排出量の削減に寄与する新たな取り組みとして、法人の顧客向けに、ボランタリークレジットを活用し、燃料の供給過程で発生するCO2排出量が実質ゼロの燃料の販売を開始した。これにより顧客は、燃料を提供するまでの輸送等の過程で排出されるCO2の削減を実現し、燃料供給におけるサプライチェーンの上流にあたる「Scope3」部分のCO2排出量を削減することが可能になる。

 主な販売先としては、法人の顧客のなかでも、燃料の燃焼時に関わる「Scope1」部分のCO2排出量削減にすでに取り組んでおり、より一層の削減を目指す顧客を対象に進めていく予定である。

 シナネングループは今後も、脱炭素社会の実現に向けて再生可能エネルギーの導入拡大により、CO2排出量の削減に貢献するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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