エスプールグループのエスプールブルードットグリーン、日本道路のSBT認定取得を支援

■2022年からの伴走を経て、ギャップ分析から英語審査対応までトータルサポート

 エスプール<2471>(東証プライム)グループのエスプールブルードットグリーン(本社:東京都千代田区)は8月25日、日本道路<1884>(東証プライム)グループ(本社:東京都港区)に対し、SBT(Science Based Targets)認定取得に向けた支援を実施し、2025年6月に日本道路の削減目標がSBTi(Science Based Targets initiative)により正式に認定されたと発表。

■エスプールブルードットグリーンの支援

同社は、日本道路のSBT認定取得に向けて、以下のステップで支援を行った。
1.SBT認定取得に向けたギャップ分析・追加算定
2.SBT基準に準拠した削減目標の設定
3.SBTiへの申請書類作成および審査対応

 SBT認定取得には、SBT基準に準拠したScope1・2・3排出量の算定や削減目標の設定に加え、SBTiとの英語による審査対応など専門性の高い作業が求められる。同社は2022年より日本道路の排出量算定を伴走支援しており、今回の支援では過去の排出量数値とSBT基準とのギャップを分析し、必要に応じて算定範囲の見直しや追加算定を実施した。

 同社はSBT認定取得支援を含むサステナビリティ経営支援において、累計600社を超える実績を持つ。「算定から申請対応まで包括的に伴走してほしい」「申請フェーズのみ支援が必要」など、企業の状況や要望に応じた柔軟なプランを提供している。

■SBT認定について

 SBTとは「パリ協定が求める水準と整合した温室効果ガス排出量の削減を目指す国際的な目標」である。具体的には「世界の気温上昇を産業革命前より2℃を十分に下回る水準に抑え、さらに1.5℃に抑える努力をする」ことを掲げている。企業は5〜15年先を見据えた中長期の削減目標を設定する必要があり、SBTiがその審査および認定を担っている。企業には実効性のあるGHG排出量削減の取り組みが求められる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  2. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  3. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  4. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…
  5. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  6. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る